« 富士山をきれいに観れる山 石割山・平尾山・大平山 | トップページ | 富士山 高尾山から »

2011年11月30日 (水)

こんな人生がある「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」

Photo

増田俊也著「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」
689ページ、本の厚みも4cmあるでしょうか。
木村政彦という不遇の柔道家の生涯を、
力道山との不覚の試合を人生の転機の折り目として中心に置き、
幼少から、晩年までを精緻に追いかけた伝記です。
とても良い本だと思います。
しかし歯切れよくこの本を総括できません、読後感は複雑です。

・あまりに不条理な人生という試練。
・超人的な肉体の鍛錬をなさしめた意思。
・肉体の衰え、生の終焉をどう受け入れるかという問題。
・信念、善の問題。

とても重いテーマが、ぐちゃぐちゃにこの主人公の中に詰まっています。
読者は、それを丹念に読み解いて彼の人生をトレースしてゆき
人生の不条理やその長い道のりに想いを馳せます。
そうして最後に本のタイトルである「なぜ力道山を殺さなかったのか」にたどり着く
その答えは、意外にも、他者の思い込みを裏切るものかもしれません。

読み応えのある力作です。

|

« 富士山をきれいに観れる山 石割山・平尾山・大平山 | トップページ | 富士山 高尾山から »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/202174/53373104

この記事へのトラックバック一覧です: こんな人生がある「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」:

« 富士山をきれいに観れる山 石割山・平尾山・大平山 | トップページ | 富士山 高尾山から »